レッスン講座 ・ 2020年

2020/9/26  スケールとコードⅡ その② - ペンタトニックスケールの概要 その②

ライヴ さて、前回はペンタトニックスケールの概要について触れました。 今回は更に、ペンタトニックスケールの概要について、指板図やトレーニングフレーズを交えて書いていきます。

まずは、マイナーペンタトニックを覚えよう

マイナーペンタトニックスケール 「ペンタトニック」と聞いて、一番始めに取り組むのは、メジャーではなくマイナーペンタトニックになります。 なぜなら、ポップス、ロック、ファンクなど、様々な音楽で使われているのが、特にマイナーペンタトニックだからです。

図は、マイナーペンタトニックの基本的な指板図となります。 ★がルート、☆が1オクターブ上のルートになります。 まずは、赤枠で囲った部分を覚えてください。 そうすれば、ルート★が3弦のときでも、容易に対応することができます。

トレーニングフレーズ ①

早速下記のフレーズを弾いてみましょう。

マイナーペンタトニックトレーニングフレーズ

上手く弾けましたか?

上のマイナーペンタトニックの指板図を覚えるには、非常に有効なフレーズです。 1つの指板図だけで弾いたとても簡単なフレーズですが、8小節目の8分音符で下降する箇所は、リズムがヨレないように注意してください。

トレーニングフレーズ ②

有名なクリームの Sunshine Of Your Love のベースラインです。 マイナーペンタトニックは、このようなロックのリフで使われることが多々あります。 これも上のマイナーペンタトニックの指板図を覚えていれば、簡単に弾けるフレーズです。

マイナーペンタトニックトレーニングフレーズ

このフレーズは、コードはD7(メジャーコード)ですが、スケールはDマイナーペンタトニックになります。 メジャーコードでも、セブンスを使ったメジャーコードの場合は、このようにマイナースケールを使うことも少なくありません。

5小節目と7小節目の1、2泊目は、1オクターブ下の音になるので注意が必要です。 又、その後のシンコペーションで、ジャック・ブルースはベースを4分音符で弾いています。 8分音符が4分音符になっても、きちんと裏を意識して弾くことがポイントです。

近いうちに実践編として、ペンタトニックを使った様々なフレーズを書いていこうと思っていますが、まずは入門編として、上の2つのフレーズをしっかり練習するようにしてください。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「スケールとコードⅡ」、メジャーペンタトニックスケールを、指板図やトレーニングフレーズを交えて書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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