2020/1/19 初心者講座 その⑫ - ヴィブラート奏法
さて、前回はチョーキング、について書きました。
今回は、ヴィブラート奏法、について書いていきます。
音を揺らすことをヴィブラート奏法といいます。 歌モノではよく使われるテクニックです。
ベースラインでもヴィブラートをかけることはありますが、メロディーを弾くときやフレットレスベースでプレイするときに、ヴィブラート奏法は非常に有効です。
ヴィブラート奏法の方法 - 水平方向のヴィブラート奏法(スライド・ヴィブラート)
ヴィブラート奏法は、元の音程と少し高い(又は低い)音程を素早く行き来することで、音の揺れを表現します。 左右に指を動かす方法と、上下に指を動かす方法があります。
左右に指を動かす方法は、スライドを応用して行うヴィブラートです。 押弦した指を左右に動かして音を揺らします。 この方法は、フレットレスベースで絶大な効果を発揮します。
フレッテッドベースの場合、1弦のハイポジションで行うと効果を感じることができます。 その反面、4弦などの太い弦やローポジションでは、あまり効果が得られないかもしれません。
イントロのフレットレスベースのフレーズで、ヴィブラート奏法を聴くことができるのが、Eric Clapton & Phil Collins の Bad Love です。
音を伸ばすときにヴィブラートをかけるのがポイントです。
ヴィブラート奏法の方法 - 垂直方向のヴィブラート奏法(ハンド・ヴィブラート)
一般的なヴィブラート奏法の方法で、チョーキングとチョーク・ダウンを組み合わせた方法です。 この方法だと、弦を上下に揺らすため、フレッテッドベースでもよく使用され、4弦などの太い弦やローポジションのヴィブラートも表現しやすくなります。
以前にも紹介しましたが、全編に渡る豪快なヴィフラートの効いたスラップは、インコグニートの Tales From The Beach です。
以前紹介したヴィブラート奏法は、こちらをご覧ください。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「初心者講座」、オクターブ奏法、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。