2020/2/15 初心者講座 その⑭ - オクターブ奏法 その②
さて、前回はオクターブ奏法、について簡単に書きました。
今回は、オクターブ奏法の具体的な練習方法、について書いていきます。
オクターブ奏法での右手の使い方ですが、アポヤンド奏法だと、曲のテンポが速くなるとついて行けないことがあります。 私の場合、あらかじめ人差し指と中指をピッキングする弦の上で構え、アルアイレぎみに弾くようにしています。 多少ピッキングが弱くなることもありますが、そうすることで速いテンポにもついていけるようになります。
アポヤンド奏法とアルアイレ奏法については、こちらをご覧ください。
具体的な練習方法
◯ トレーニングフレーズ①
オーソドックスな8分音符でのベース・ラインです。 ポップスやディスコビート、スラップでもよく使われます。
左手は、低音弦を人差し指、高音弦を小指で押さえます。 このとき高音弦は、人差し指以外の中指、薬指、小指の3本、つまり小指に中指と薬指を添えてあげると、楽に押さえることができます。
右手は、低音弦を人差し指で、高音弦を中指で弾きましょう。
◯ トレーニングフレーズ②
オクターブ奏法の横移動の練習です。 弾く指はトレーニングフレーズ①と同じですが、音源のように高音弦を少しスタッカートぎみに弾くと、跳ねるようなグルーヴを出すことができます。
◯ トレーニングフレーズ③
オクターブ奏法の縦移動の練習です。 ピッキングする弦が、1拍目と3拍目は3弦と1弦、2拍目と4拍目は4弦と2弦、というように縦に移動します。 慣れないと意外に難しいので、ゆっくりしたテンポから始めてください。
◯ トレーニングフレーズ④
右手強化の練習です。 1拍目と3拍目のウラを16分音符で弾きます。 1拍目と3拍目のピッキングは、人差し指→人差し指→中指の順で弾きます。 ピッキングをするときに脇を少し開けて、右腕全体を前後させるように動かすと、高音弦のピッキングのときに中指が高音弦に届き、弾きやすいと思います。
これも慣れないと意外に難しいので、ゆっくりしたテンポから始めてください。
以前紹介したオクターブ奏法は、こちらをご覧ください。 初心者の方が陥るオクターブ奏法での問題について書いています。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回からは、「スケールとコード」について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。