2018/7/31 ヴィブラート奏法
押弦している指で弦に素早い振動を与え、音を振るわせるテクニックをヴィブラート奏法と言います。 ヴィブラート奏法には、横と縦の奏法があります。
水平方向のヴィブラート奏法(スライド・ヴィブラート)
スライド奏法を応用して行うヴィブラートです。 肘の動きを利用して、左右に指を動かします。
私は、薬指を使うことが多いですが、中指でも構いません。 フレットがあるベースでは、1弦の高音域あたりでないと、その効果が聴き取り難いと思います。
豪快なヴィブラートをかけたいときには、押さえているフレットと半音上のフレットを高速でスライドさせることもあります。
垂直方向のヴィブラート奏法(ハンド・ヴィブラート)
水平方向のヴィブラートとは異なり、低音域でも音の揺れがよく聴き取れると思います。 上下に動かすチョーキングを素早く繰り返すのが、垂直方向のヴィブラートです。
垂直方向のヴィブラートも、ベーシストにより得意な指がありますが、私は薬指を使うことが多いです。 垂直方向のヴィブラートの場合、親指はネックを支えてもいいですが、私はロックスタイルでネックを握り締めるようにした方がかけやすいので、そうしています。
ヴィブラート奏法の使い方
どちらのヴィブラートも、しっとりとしたバラードの隙間などで使うと、非常に効果的です。 一方、ロックやファンクなどでは、豪快にヴィブラートをかけることもあります。 いずれも、歌心を持ってヴィフラートをかけることで、格好良さや美しさに繋がります。
今回はインコグニートのTales From The Beachです。 全編に渡る豪快なヴィフラートの効いたスラップ。 是非聴いてみてください。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「レイキング奏法」について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。