レッスン講座 ・ 2018年

2018/9/11  ダブルストップ

ダブルストップ 今日はダブルストップのお話しです。

ベースは主に単音を弾く楽器ですが、二音以上を弾いて存在感を出すことができます。 二音を弾くとなると、必然的に二本の弦を同時に弾くことになり、そのことをダブルストップと呼びます。 ダブルストップは、ベースでハーモニーを奏でたいときに使われる奏法です。

ベースの二弦同時弾きは、そう多く見られることではありませんが、上手く使ってやると効果的で、ベーシストとして存在感を出すことができます。

ルートと3度のダブルストップ

ルートと3度のダブルストップ 最も使われるダブルストップは、開放弦を使った方法。 主にメジャータイプのコードで使われます。

3度と7度のダブルストップ

3度と7度のダブルストップ これは、7thコードの時によく使われる押さえ方です。 トライトーンといいます。

7thコード一発だけのファンキーな曲や、ドミナント7thの曲に使うと効果的です。


本来、ベースの役割はルートを押さえることですが、コード感を出したい時や、ここぞと思った時にダブル・ストップを使うと非常に効果的です。 使う音域によっては、音がゴチャッとしてしまうので注意が必要ですが、格好良いと思えたら使ってもいいと思います。

押さえている音が、ルートからの何度の音程なのかを把握することで応用して使えるようになります。 是非、自分流のダブルストップを作ってみてください。

今回はビートルズの I Want To Hold Your Hand です。 ダブルストップは、古くはジャズではあたりまえだったようです。 ジャズの要素も取り入れていた初期のビートルズでは、ダブルストップは普通だったのでしょうね。 52秒と1分34秒からのBメロで、ポールはルートと5度のダブルストップを使っています。 是非聴いてみてください。

こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「オクターブ奏法」について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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