レッスン講座 ・ 2018年

2018/11/7  チョーキング

オクターブ奏法 今日はチョーキングのお話しです。

チョーキング(英:bending)とは、弦を弾いた後に押弦している指で弦を引っ張り、無段階に音の高さを変える演奏技法のことです。 ちなみに、英語表現では「(弦を)曲げる」という意味でベンディングと呼ばれ、「絞める」という意味のチョーキングという言葉は使われません。

日本では「チョーキング」という呼び方が一般的ですので、ここでも「チョーキング」と呼んでいきます。

チョーキングの方法

左手の指は、薬指で押弦し中指を添えます。そのまま2本の指で弦を引っ張り上げるように持ち上げます。 ベースの弦は、ギターよりテンションがきついので、人差し指も添えてチョーキングしても構いません。

1、2弦をチョーキングする場合は、弦を押さえながら3弦(上)の方向へ(縦に)引っ張り上げます。 3、4弦をチョーキングする場合は2弦(下)の方向へ(縦に)引き下げます。

チョーキングの種類

  • クウォーターチョーキング
    半音の半音だけ音程を上げます。 4分の1チョーキングといいます。
    よく、ブルーノートの表現で使われます。
  • ハーフチョーキング
    半音音程を上げます。 フレット1つ分の音程です。
    よく使われるチョーキングです。
  • チョーキング
    1音音程を上げます。 フレット2つ分の音程です。
    ギターには「1半音チョーキング」といって、1音半分(フレット3つ分)の音程を上げる奏法が存在しますが、ベースは弦のテンションがきついので、1音音程を上げるのが限界だと思います。
  • チョーク・アップ
    チョーキングで音程を上げた(弦を持ち上げた)状態からピッキングして、チョーキングした状態の音を出すこと奏法です。
    通常は「ピッキング → チョーキング」という順序ですが、チョークアップの場合は「チョーキング → ピッキング」という順序になり、到達する音程まで耳で聴きながら調整することができません。 従って、チョーキングした際に指にかかる抵抗の感覚を、身につける必要があります。
  • チョーク・ダウン
    チョーク・アップが「弦を持ち上げた状態で弾く」ことに対し、チョーク・ダウンは「持ち上げた状態から弾きながら下げる」奏法です。 つまり、チョーキングしている弦を戻すことによって音程を下げる、という奏法になります。
    一般的には、チョーク・アップとセットで使われます。
    チョーク・ダウンの注意点として、弦のテンションに任せてチョーキングを戻さない事です。 あくまでも、自分の指で戻す事を心掛けてください。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「ミュート」について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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