レッスン講座 ・ 2018年

2018/12/24  タイム感 その② - タイム感を身につける方法

リハーサル 今日はクリスマスイヴなので、忙しい方が多いと思いますが、時間のある方は是非読んでください。 今日はタイム感のお話しの続きです。

前回はタイムキープとは何か、タイムキープの重要性について書きました。 今回は「タイム感」を身につける方法について書いていきます。

  • バンドメンバーから合わせにくいと言われた
  • 走ってるとか、モタってると言われた

リズムが走ったりモタッたりするのは、タイムキープが出来ていないからです。 それでは、タイム感を身につけるには、どうしたらいいのでしょうか?

リズムに乗る

楽器を始めて間もない頃は、フレーズや曲を覚えて、間違わないで弾くことに必死なので、なかなかタイム感まで気が回らないと思います。 しかし、それでは永遠に安定した演奏をすることはできないので、まずはタイム感を身につけることを考えてみましょう。

私は、タイム感を身につけるには、まずは「リズムに乗る」ことが重要だと考えています。 曲を聴いていて、もしくは演奏をしていて、「体が勝手に動く」ようなら、それはリズムに乗っていると思います。 ただし、テンポの早い曲に限らず、ゆっくりとしたバラードでも、自然に体が動くようでなければなりません。 「体が勝手に動く」、ということは、リズムを意識的もしくは無意識に理解している、ということなのです。

もし、体が動かず、直立不動になってしまう方は、あえてリズムを意識してみてください。 それは、演奏でも、ダンスでも、手拍子、頭の中のイメージでも構いません。 それで体が動くようであれば、意識すればリズムに乗ることができる、ということになります。

相手のタイミングに合わせる

前回のレッスン講座では、自分でビートを出すことが重要だ、と書きました。 中級者で、ある程度弾ける方は、自分でビートを出すことに注力していただきたいのですが、楽器を始めて間もなく、間違えないでフレーズを弾くのさえおぼつかない方は、まずは相手のタイミングに合わせることに注力してみましょう。

そこで、メトロノームやバンドメンバー(特にドラマー)に合わせることを意識してみます。 初めは、相手に引っ張られる感覚になると思いますが、慣れてくると自分でリズムが出せるようになってきます。 そして、必ず録音して、後で聴いてみてください。 きちんと相手のリズムに乗れているか、ずれていないか、客観的に聴いてみてください。 もし、何度も同じ場所がずれるようなら、その場所がずれなくなるまで、繰り返し練習します。

しばらくは、このことを意識してプレイすることを心がけてみましょう。 いつの間にか、自分でリズムが出せるようになってくることに気づくはずです。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「タイム感」を鍛える方法について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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