2019/1/8 タイム感 その③ - タイム感を鍛える方法
明けましておめでとうございます。
今年もレッスン講座に有意義なコンテンツをアップしていきますので、どうぞ楽しみにしていてください。
今日はタイム感のお話しの続きです。
前回は「タイム感」を身につける方法について書きました。 今回は「タイム感」を鍛える方法について書いていきます。
「タイム感」を身につける方法はなんとなくわかってきたと思います。 それでは、身につけたタイム感を鍛えるには、どうしたらいいのでしょうか?
自分のリズムをチェックする
自分でリズムが出せているか、相手のリズムに頼りきりではないかを調べる方法があります。 それは、自分の演奏を録音して聞く、ということです。 ただし、音源に合わせたり、メトロノームに合わせたりせず、一人で演奏したものを録音します。 弾く前のカウントも録音すると、より分かりやすく調べられるので、是非試してみてください。
この方法で録音すると、不安定な演奏をしていることに気がつきます。 今までどれだけ周りに頼ってきたのかも、はっきりわかります。
過去に「自分はタイムキープができている!」と思いこんでいた私は、これに気づいたときには大変なショックでした。 しかし、気にすることはありません。 それで気がついたのであれば、早速改善していきましょう。 意識するだけで、大きく改善できるはずです。
タイムキープを意識する
無意識にプレイしている自分の演奏がわかったら、今度はタイムキープを意識してプレイしてみてください。 そして、同じように一人で演奏したものを録音します。 不安定なリズムの部分は、一度メトロノームに合わせる練習に戻って、メトロノームに合わせて安定したプレイができるようになったら、改めて一人で演奏してみてください。
前に録音したプレイと聴き比べてみるとどうでしょう? 確実に安定していませんか?
タイム感を鍛えるメリット
タイム感を鍛えると、様々なメリットがあります。
- 自分でビートが出せるようになる
- 安定感が増す
- 耳が育つ
リズムの裏・表が、タイム感の向上でハッキリとわかってきます。 そして、耳コピするスピードがアップします。 音程を探る能力は別ですが、どういったリズムで演奏されているかがよくわかります。 よく耳コピをしていて、少し複雑なリズムになると、裏から入っているのか表から入っているのか、わからなくなった経験はありませんか? タイム感が向上すると、確実にそれが改善されます。
そして何より、曲が「走っている」、「モタっている」がわかるようになります。 もしバンドメンバーの誰かが走ったりモタったりしたときに、ベーシストなら、曲の途中でそれを修正することが可能です。
最終的には、それが気持ち良いと感じる演奏につながります。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回以降は、「リズム感」について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。