レッスン講座 ・ 2019年

2019/2/25  リズム感 その③ - 音符と休符についてⅡ

ライヴ 前回は音符と休符について書きました。 今回は音符と休符について、もう少し詳しく書いていきます。

音符と休符は、リズムと深く関わりのあるとても大事な部分です。 リズムがよく解らない・解らなくなるのは、音符と休符の意味が曖昧なままだからで、これがクリアになれば、リズムへの理解が深まります。

大事なポイントは、音符と休符の長さです。

音符とは

音符とは、音の長さを表す記号で、色々な形があります。

  • 白い玉だけのもの
  • 黒い玉に棒がついたもの
  • 棒に旗がついたもの
  • 玉の横に付点がついたもの

これらの音符の形を見ることで、音の長さを知ることができます。

単純音符と単純休符

単純音符と単純休符 音符の長さの基準となるのが、黒い玉に棒がついた「4分音符」です。 この4分音符を「1」とすると、その2倍の長さが「2分音符」、4倍の長さが「全音符」となります。 反対に、4分音符の2分の1が「8分音符」、4分の1が「16分音符」となります。

休符についても同様で、4分休符を「1」とすると、その2倍の長さが「2分休符」、4倍の長さが「全休符」となります。 反対に、4分休符の2分の1が「8分休符」、4分の1が「16分休符」となります。

単純音符と単純休符

付点音符と付点休符

付点音符と付点休符 音符の横に、小さな点が書かれていることがあります。 この点のことを「付点」といい、付点のついた音符を「付点音符」といいます。 付点音符は、元の音符の1.5倍の長さになります。

4分音符を「1」とすると、「付点4分音符」は1.5倍の長さ、「付点2分音符」は3倍の長さ、反対に「付点8分音符」は4分の3の長さとなります。

休符についても同様で、4分休符を「1」とすると、「付点4分休符」は1.5倍の長さ、「付点2分休符」は3倍の長さ、反対に「付点8分休符」は4分の3の長さとなります。

付点音符と付点休符

連符

その他に、音の長さを示す音符には、「連符」と呼ばれるものがあります。 連符とは、もとの音符をいくつかに分割したものです。 3分割したら「3連符」、6分割したら「6連符」といった具合に、分割した数によって名前が変わります。

このように、音符と休符の長さは表裏一体で、これらの組み合わせがリズムを生み出す要素となります。 何か特別な指示がない限り、基本的に音符と休符以外に隙間は存在しません。 「音符をどのタイミングで出し、どのタイミングで休むか」といったことは、長さを理解すれば解るようになります。 リズムが解らなくなったら、音符と休符の長さを再確認するようにしてください。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「リズム感」、リズムを良くするための練習方法について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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