レッスン講座 ・ 2019年

2019/3/15  リズム感 その④ - リズムを良くするための練習方法

ライヴ 前回までは音符と休符について書きました。 今回はリズムを良くするための練習方法について書いていきます。

みなさんは、リズム感は良くしたいけど、どうしたらいいかわからない、と思っていませんか? もしそう思っているなら、まずはビートを感じてみてください。 ビートを感じることで、リズム感を鍛えることができます。

ビートとは

みなさんは、本当にビートを感じていますか? 1曲通して、しっかりとビートを感じているでしょうか? もし、自信がない、と思った方、ビートをしっかり感じることができれば、リズム感はどんどん良くなります。

ところでビートとは、いわゆる8ビートや16ビートではありません。 8ビートや16ビートは、リズムパターンになります。

では、ビートとは何でしょうか? 答えは、リズムの土台です。 その土台の上に、リズムが成り立っています。 音符や休符の長さがきちんと理解できるのは、ビートの存在をしっかり感じているからです。 逆に、音符や休符の長さが曖昧なのは、ビートの存在を曖昧に感じているからなのです。

従って、リズム感を良くするためには、ビートを感じられるようにすることが必要不可欠となります。

ビートを感じるための練習

私がよくやっていた練習方法は、メトロノームを使って、ビートとリズムを切り分けて練習する方法です。 まずメトロノームを用意したら、アクセントをはずして、ゆっくりしたテンポで鳴らします。 私は4分音符を80くらいで練習することが多かったですが、初心者の方はもう少し遅いテンポがいいかもしれません。

再生させたら、メトロノームの鳴っているタイミングに合わせて、「1・2・3・4」「1・2・3・4」、と数えます。 まずは1分間、しっかり数えてください。

数えることに馴れてきたら、今度は数えながらベースが弾けるか、試してみましょう。 もし、

  • ベースを弾くと、ビートが数えられなくなってしまう
  • ビートを数えようとすると、ベースが弾けなくなってしまう

となってしまったら、慌てずに、ビートとリズムの関係を紙に書いてみましょう。 なぜなら、上記のようになってしまう原因は、ビートとリズムの位置関係を理解していないためだと考えられるからです。 それを紙に書き出すことができれば、ビートとリズムの位置関係は理解できた、ということになりますので、後は、感覚でビートが掴めるまで練習してください。 以前にも書きましたが、体を使ってリズムに乗ったり、呼吸を使うのも効果的だと思います。

紙に書き出すことは、頭で整理ができないときには、非常に有効な方法です。 まずは紙に書き出して、それを感覚でビートが掴めるまで繰り返し練習する。 時間はかかるかもしれませんが、これを繰り返し練習することで、ビートが掴めるようになります。 この感覚が掴めてくると、次第にリズム感は身についてきます。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「リズム感」、メトロノームの使い方について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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