2019/6/5 リズム感 その⑩ - ドラムを知る
さて、前回はリズム感が悪いと思っている人が気付いていないことについて書きました。
今回はドラムを知る、について書いていきます。
ドラムにはリズムの情報が多く詰まっています。
- 拍(ビート)
- 拍子
- テンポ
これらは、演奏するために知っておきたい、最低限のリズム情報です。 これらの情報が分かるようになると、自分の中でリズムが具体化できるようになってきます。
しかし、中にはドラムセットの役割や音を理解していない人も少なくないと思います。 この際に、特にドラムの基本セットについて、しっかり覚えておきましょう。
ドラムを知ること
ドラムの基本セットは、
- バスドラム
- スネア
- ハイハット
の3点です。
バスドラムは、通称バスドラとかベードラと言います。 曲が流れている間、バスドラムは必ずと言っていいほど1拍目に入っています。 そのため、1拍目を知るためにとても重要な楽器です。
スネアは、リズムパターンを把握するために重要な楽器です。 2拍目と4拍目に叩くことが基本で、それによりビートの分割が明確になります。
ハイハットは、通称ハットと言います。 ドラマーがハイハットをどんな音符で刻むのかで、リズムの形が変わってきます。 ハイハットの刻みをしっかり聴くことで、ビートの中の細かなリズムが把握できます。
まずは、これらの音色を覚えましょう。 曲によりリズムパターンは変わりますが、曲のドラムの殆どに、この3点が含まれています。 基本セット3点が組み合わさると、下記のようになります。
ドラムをよく聞く
ドラムの音色が分かったら、バスドラム、スネア、ハイハットを頼りにして、自分の好きな曲でリズムを感じてみてください。
- バスドラムは聞き取れますか?
- スネアの音色は高いですか?低いですか?
- ハイハットの音の長さは長いですか?短いですか?
3点を知ると、音の高低差がわかるようになります。
- バスドラム - 低音
- スネア - 中音
- ハイハット - 高音
これらが聞き分けられるようになると、ビートやテンポ、リズムが掴めてきます。 音楽を聞くときに歌にしか興味がない、自分のパートにしか耳が行かない。 そんな方は、一度ドラムだけを聞くようにしてみてください。 そうすると、徐々にリズムに意識を持って、周りの楽器が何をしているのかが聞けるようになります。
リズム感が良くならないのは、
- テクニックが足りていないのか
- 楽器のコントロールができていないのか
- リズムに対する認識が甘いのか
周りの楽器が何をしているのかが聞けるようになれば、どうすればリズム感が良くなるのか、自分の中で答えが見つけられます。 リズムを知るために、ドラムを聞くことを習慣づけましょう。 そして、曲全体が聞けるようになれたら、リズムのレベルはどんどん上がっていきます。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「リズム感」、リズムが良いこととは?について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。