レッスン講座 ・ 2020年

2020/2/29  スケールとコード その① - 指板上のポジション その①

ライヴ さて、前回までは、初心者向けの記事を書いてきました。 今回からは、スケールとコード、について書いていきます。 第1回目は、指板上のポジション、についてです。

初心者の頃は、なかなか指板上のポジションが覚えられません。 私も素早く押さえて弾けるようになるまで、随分と苦労しました。

なかなか覚えられないのは、コードを見てルートを弾くことに慣れていない、という要因があります。

Cのメジャースケールを覚える

まず、Cのメジャースケールを、ド、レ、ミ ... の他に、C、D、E ... でも覚えましょう。 ド、レ、ミ ... はイタリア式表記ですが、英・米式表記では、C、D、E ... となります。 クラッシックではドイツ式表記が使われますが、ポピュラーやロックでは英・米式表記が使われます。 そして、このC、D、E ... は、コードのルート音になります。

Cのメジャースケール

それを指板上で表すと、下記の図のようになります。

指板上のCのメジャースケール

赤丸で囲ったのが、3弦3フレットから始まるCのメジャースケール、緑丸囲ったのが、4弦8フレットから始まるCのメジャースケールになります。

まずはこの2つを覚えましょう。 これで一気に16音をマスターすることができます。

5フレットを理解する

まず、ベースの開放弦の音は、1つ太い弦の5フレットと同じ音だということに注目してください。

開放弦と5フレット

  • 1弦0フレットのGは、2弦5フレットのGと同じ
  • 2弦0フレットのDは、3弦5フレットのDと同じ
  • 3弦0フレットのAは、4弦5フレットのAと同じ

上記からわかるように、開放弦ではない場合では、ある音は1つ太い弦に5を足したフレットが同じ音、ということになります。 例えば、3弦3フレットCの音は、1つ太い弦、つまり4弦の3+5=8フレットのCと同じ音になります。

この法則は、どこのポジションでも同じです。 この法則を知っていれば、フレットを5つ分足したり引いたりして弦を変えると同じ音になる、ということが理解できると思います。 そして、この法則を理解していると、訓練次第で瞬時にポジションチェンジが行えるようになります。 そうすることで、指板上のポジションがわかるだけでなく、次のフレーズにスムーズに移動することも可能になります。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「スケールとコード」、指板上のポジション その②、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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