2020/3/14 スケールとコード その② - 指板上のポジション その②
さて今回は、前回から始めたスケールとコード、指板上のポジションの続きを書いていきます。
オクターブの位置
オクターブの位置を覚えると、指板上の音を簡単に探し出せます。
「初心者講座 その⑬ - オクターブ奏法 その①」 で書きましたが、始まりの音から、2フレットと弦を2本移動すると、オクターブの音となります。 ベースのオクターブは、どの音から始まっても必ずこの関係になります。
前回、「スケールとコード その① - 指板上のポジション その①」 で学んだCのメジャースケールと、オクターブの位置が頭に入っていれば、12フレットまでのシャープとフラット以外の音は、容易に探すことができるはずです。
ハイポジション
12フレットは、その弦の開放弦の1オクターブ上の音です。 もう一度、下記の図を確認してみてください。
つまり、20フレットのベースだったら、12フレットから20フレットは、開放弦から8フレットの1オクターブ上、だということがわかります。 例えば、3弦3フレットCの1オクターブ上のCは、3弦15フレットになります。
前回、「スケールとコード その① - 指板上のポジション その①」 で学んだ3弦3フレットから始まるCのメジャースケールが頭に入っていれば、その1オクターブ上のスケールは、3弦15フレットから始まるCのメジャースケール、だということがわかります。
シャープとフラット
上記の図には、まだ空白のポジションがたくさんあります。 空白のポジションには、シャープやフラットを付けると導き出すことができます。 例えば、3弦4フレットは、Cから見たらC#、Dから見たらD♭となります。
つまり、基準の音から半音高くなればシャープ(#)、低くなれば(♭)が付くことになります。
上記の図でわかるように、C#とD♭は同じ音です。 これを異名同音といいます。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「スケールとコード」、コードとルート音、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。