ブログ ・ 2020年

2020/8/1  スケールとコード その⑫ - キーについて その②

ライヴ さて、前回はキーの概要について書きました。 今回は、キーについて、もう少し深く書いていきます。

ハ長調とかニ短調といった言葉があります。 クラッシックの楽曲では、タイトルに付いている曲もあります。

このハ長調とかニ短調が、「調性」といわれるものです。 調性は、その曲の調を表したものです。 よく「転調」という言葉が使われますが、転調とは、曲の途中で「調性」を変えることをいいます。

では、そもそも「調性」とはどういうものなのでしょうか?

調号

調号 調性を考える上で重要なモノがあります。 それが調号です。 調号というのは、楽譜上で「#」や「♭」が書かれている部分のことです。

手元にバンドスコアなどがあれば見てください。 図のような場所に#や♭がまとめて書かれていませんか? このように五線の左端などにまとめて書かれている#や♭のことを、「調号」と呼びます。 調号は#と♭が混在することはなく、#なら#ばかり、♭なら♭ばかりが固まりで書かれます。 それぞれ0個~7個の範囲で書かれ、それ以上の数になることはありません。

この調号は、ピアノなどの鍵盤楽器をやる人にとっては、壁になる存在です。 #や♭がたくさん付いていると、難しいという意識を持つ人が多いです。

ところが、ベーシストにとってはたいした壁ではありません。 なにしろ指板の上で形を平行移動すればいいだけなので、#や♭がたくさん付いても恐れることはないのです。

メジャースケール 図は 「スケールとコード その⑪ - キーについて その①」 でやった指板図ですが、キーの音、例えばキーがDなら、★印をDにすればいいわけです。

調号は、#や♭がいくつも組み合わさっている訳ですが、これは適当に付いている訳ではありません。 実は順番が決まっていて、キーがDなら#は2つ、必ずF(ファ)とC(ド)に#が付く、というルールがあります。 つまり逆に言えば、楽譜上に#が2つ付いていたら、キーは「D」、ということになります。

では、そのルールとは何でしょうか?

法則を見つける

分数コードとは ルールに沿って作成したのが、この表になります。 例えば、#が4つ付くときは、この表に当てはめるとキーは「E」ということになります。 同様に、♭が3つ付くときは、キーは「E♭」となります。

とりあえず、#も♭も、1~4つくらいまでのキーを覚えておけば、実践上あまり困らないと思います。 とはいえ、この表を覚えるのは大変ですし、わかりにくいですよね。

そこで、これを簡単に覚える方法を教えましょう。

指板で覚える

まず#の方ですが、1~4のG、D、A、E、は、ベースの何弦何フレットと同じでしょうか? そう、1~4弦の開放弦と同じですね。 例えば#が3つ付いている楽譜のキーは、3弦の開放弦、つまりA、ということになります。 いつもチューナーでチューニングをしているから、覚えやすいでしょう。

また、#は5度の間隔で数が増えていく、ということも覚えておいて下さい。 #が1つのときはCから見た5度のG、#が2つのときはGから見た5度のD、#が3つのときはDから見た5度のA、#が4つのときはAから見た5度のE、というように、#の数は5度の間隔で増えていきます。 5度の音が何かわからないときは、指板の形で確認しましょう。

完全5度 一方、♭の1~4、F、B♭、E♭、A♭、は、ベースの何弦何フレットと同じでしょうか? こちらは4~1弦の1フレットと同じですね。 つまり♭が1つなら4弦の1フレットF、2つなら3弦の1フレットB♭、3つなら2弦の1フレットE♭、4つなら1弦の1フレットA♭、という訳です。

そして♭も、4度の間隔で数が増えていく、ということを覚えておいて下さい。 ♭が1つのときはCから見た4度のF、♭が2つのときはFから見た4度のB♭、♭が3つのときはB♭から見た4度のE♭、♭が4つのときはE♭から見た4度はのA♭、という具合です。 これも、4度の音が何かわからないときは、指板の形で確認しましょう。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「スケールとコード」、キーについて、この続きを書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

PAGETOP