レッスン講座 ・ 2020年

2020/8/15  スケールとコード その⑬ - キーについて その③

ライヴ さて、前回はキーについて詳しく書きましたが、実は、前回書いたキーはメジャーキーについてです。 しかし、キーはメジャーキーだけではありません。 マイナーキーも存在します。 それでは、今回はマイナーキーについて書いていくことにします。

マイナースケール

メジャーキーに対してマイナーキー。 この2つはいわば兄弟みたいなものです。 実は、メジャースケールの中にマイナースケールが隠れています。

メジャー・マイナースケール このように、メジャースケールの6度の音から並べ直すと、マイナースケールになります。 Cメジャースケールは、Aマイナースケールになりますね。

では、Aマイナースケールでの音の並び方の法則はどうなっているか、分解してみます。 (メジャースケールでの音の並び方は、「スケールとコード その⑪ - キーについて その①」 をご覧ください。)

Aマイナースケール Cメジャースケールと同じく、EとFの間とBとCの間は半音なので短2度、それ以外は長2度という音程で音が並んでいます。 このスケールは、最初の音がAなので、Aマイナースケールと呼ばれています。

指板で確認する

Aマイナースケール この法則もわかりにくいので、「スケールとコード その⑪ - キーについて その①」 でやったのと同じように、指板の図にしてしまいましょう。

これはAマイナースケールの指板図ですが、他のキーでも、音階の最初の音を★印にすれば、たちどころにそのマイナースケールがわかる、という位置関係です。 指板図は★印がA(ラ)ですが、例えば★印をC(ド)に平行移動すれば、Cマイナースケールを簡単に探しだすことができます。

さて、このAマイナースケールですが、Cメジャースケールを並び替えてできたスケールである、ということが理解できると、メジャースケールの中にマイナースケールが隠れていることがわかりますね。 メジャーキーとマイナーキーが兄弟みたいなもの、ということも理解できました。

それでは、Cマイナースケールに対するメジャースケールは、何メジャースケールでしょうか? 上で書きましたが、メジャースケールを6度の音から並べ直すと、マイナースケールになりました。 今度は、マイナースケールの何度の音から並べ直せばメジャースケールになるか、ということを考えてみてください。

これも簡単にわかる方法があります。 そして対応するメジャーキーがわかれば、マイナーキーの#と♭の関係も簡単にわかります。 それは、また次回に書いていくことにします。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「スケールとコード」、キーについて、メジャーキー(長調)とマイナーキー(短調)の関係を書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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