2020/10/17 スケールとコードⅡ その③ - ペンタトニックスケールの概要 その③
さて、前回はマイナーペンタトニックスケールの概要について、指板図やトレーニングフレーズを交えて書きました。
今回は、メジャーペンタトニックスケールの概要について、指板図やトレーニングフレーズを交えて書いていきます。
メジャーペンタトニックを覚えよう
メジャーペンタトニックも、マイナーペンタトニック同様重要なスケールとなりますが、実はマイナーとメジャーのペンタトニックには密接な関係があって、メジャーペンタトニックはマイナーペンタトニックを覚えておくと、とても楽に習得することができます。
「スケールとコードⅡ その① - ペンタトニックスケールの概要 その①」 で触れましたが、音の並び方が違うだけで、マイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックは、基本的に同じスケールなのです。
具体的なことは次回のレッスン講座に書きますが、今回はまず、ルートを中心としたスケールの指板図を見ていきましょう。
図は、メジャーペンタトニックの基本的な指板図となります。 ★がルート、☆が1オクターブ上のルートになります。 まずは、赤枠で囲った部分を覚えてください。 そうすれば、ルート★が3弦のときでも、容易に対応することができます。
トレーニングフレーズ ①
早速下記のフレーズを弾いてみましょう。
上手く弾けましたか?
上のメジャーペンタトニックの指板図を覚えるには、非常に有効なフレーズです。 1つの指板図だけで弾いたとても簡単なフレーズですが、マイナーペンタトニック同様、8小節目の8分音符で下降する箇所は、リズムがヨレないように注意してください。
トレーニングフレーズ ②
ブルースでよく使われるベースラインです。 メジャーペンタトニックは、このようなブルースやロックンロールで使われることが多々あります。 これも上のメジャーペンタトニックの指板図を覚えていれば、簡単に弾けるフレーズです。
メジャーペンタトニックは、ブルースやロックンロール以外にもポップスやロックでも使われます。 まずはこのルートを中心としたスケールが基本ですので、しっかり覚えて弾けるようにしましょう。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「スケールとコードⅡ」、マイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックの関係、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。