2021/1/22 スケールとコードⅡ その⑩ - ペンタトニック実践 / ファンキーな6th①
さて、前回はメジャーペンタトニックにメジャー7thを加えて、お洒落を演出するフレーズを作ってみました。
今回はマイナーペンタトニックに6thを加えて、ファンキーなフレーズを作ってみます。
トレーニングフレーズ
6thは、何と言ってもファンクなどの跳ねたビートに最適なプラス音です。 6thは、ジェームス・ジェマーソンという偉大なベーシストがよく活用していました。 ファンクベースの礎を築いたジェームス・ジェマーソン。 機会があったら是非聴いてみてください。
上手く弾けましたか?
このフレーズでは、2弦4フレットが6thです。 全ての小節で登場していますが、2小節目、4小節目のようにマイナー3rd(このフレーズでは1弦5フレット)と組み合わせると、不安定な響きとなり、よりカッコいいと思います。
マイナーペンタトニックに於いて、6thは運指が難しい上に、トレーニングフレーズではリズムが跳ねているので、より難しく感じるでしょう。 このフレーズではタイトさも求められますので、ゆっくりしたテンポから始めて、少しずつテンポアップしてみてください。
指板図で音を確認
このフレーズで使われている音を、指板図で確認してみましょう。
赤枠で囲っている部分が、以前にも紹介したマイナーペンタトニックの基本的な指板図になります。 マイナーペンタトニックの基本的な指板図がわからない方は、下記を確認してみてください。
指板図では◎が6thになります。 6thはルートの位置から見ると少し難しくて、1本弦を飛ばし、1フレット分ローポジション側にずらしたポジションとなります。 7thから1フレット分ローポジション側にあるのが6th、と素直に覚えるた方が覚えやすいかもしれません。 ◯(7th)はこのフレーズでは使っていない音ですが、マイナーペンタトニックの指板図がわかりやすいように付記しています。
そして、1弦5フレットCは、赤枠内の4弦8フレットCの1オクターブ上だとということに注目してください。 つまりこのフレーズは、6th以外はマイナーペンタトニックの音しか使っていない、ということになります。
上にも書きましたが、6thはマイナー3rdとのコンビでファンキーな雰囲気が作れる、ということを覚えておきましょう。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「スケールとコードⅡ」、ペンタトニック実践 / ファンキーな6th②です。 是非楽しみにしていてください。