レッスン講座 ・ 2021年

2021/2/17  スケールとコードⅡ その⑪ - ペンタトニック実践 / ファンキーな6th②

リハーサル さて、前回はマイナーペンタトニックに6thを加えて、ファンキーなフレーズを作ってみました。 今回はメジャーペンタトニックに含まれている6thを、あえてメジャーキーで意識して使って、ファンキーなフレーズにしてみます。

トレーニングフレーズ

先に書いたように、メジャーペンタトニックには既に6thが含まれています。 しかしこの6thという音は、以外に意識しないとその効果を発揮することができません。 したがって、ここではあえてメジャーキーでも使う、ということを紹介してみたいと思います。

メジャーペンタトニックトレーニングフレーズ

上手く弾けましたか?

このフレーズでは、2弦4フレットと3弦9フレットが6thです。 1小節目と3小節目では2弦4フレットの6thを、4小節目では運指を考えて、3弦9フレットの6thを使いました。 休符を挟みながら、1小節目と3小節目ではレートと6thだけのフレーズにして、4小節目ではルート→6th→5thという流れを作っています。

このルート→6th→5thという流れは、マーヴィン・ゲイの「What's Going On」という有名な曲のベースラインでも使われています。 かっこいいフレーズなので、丸ごと手クセにしてしまいましょう。 ベーシストは前回紹介したジェームス・ジェマーソンです。

指板図で音を確認

メジャーペンタトニックスケール このフレーズで使われている音を、指板図で確認してみましょう。

赤枠で囲っている部分が、以前にも紹介したメジャーペンタトニックの基本的な指板図になります。 メジャーペンタトニックの基本的な指板図がわからない方は、下記を確認してみてください。

指板図ではが6thになります。 前回も紹介しましたが、6thはルートの位置から見ると少し難しくて、1本弦を飛ばし、1フレット分ローポジション側にずらしたポジションとなります。 4小節目で使っている3弦9フレットもルートからは少し遠いので、敬遠しがちな音だと言えるかもしれません。 しかし何度も言うようですが、あえてこの王道、ルート→6th→5thという流れを覚えておくと、ノリ重視の曲で効果が発揮でき、深みのある雰囲気が出せると思います。 ファンクにドンズバな6th! 是非活用してみて下さい。

◯は2小節目で使われている3rd→5thの経過音になります。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「スケールとコードⅡ」、ペンタトニック実践 / 今度はメジャーペンタトニックにマイナー3rdを加える①です。 是非楽しみにしていてください。

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