レッスン講座 ・ 2019年

2019/11/16  初心者講座 その⑧ - プリング・オフ

プリング・オフ さて、前回はスライドとグリッサンド、について書きました。 今回は、プリング・オフ、について書いていきます。

プリング・オフは、弦を押さえている状態から、指を離して音を出す奏法です。 高い音から低い音へ向かいます。 ピッキングのアタック音が無くなるので、滑らかに音を繋ぐことができます。

譜面では、スラーに「P」や「p」がつきます。

音の動きとしては、ハンマリング・オンと反対の動きです。 また、使いどころとして、ハンマリング・オンと同様に

  • 単調なフレーズに変化をつけたいとき
  • フレーズを、より歌わせたいとき

に使います。

プリング・オフの方法と指使い

押弦から押弦へプリング・オフをするときと、押弦から開放弦へプリング・オフをするときがあります。 右手でピッキングした後に、左手の押弦している指で弦を下方向へ引っかくようにして離します。 音量が小さくならないように、しっかりと弦を引っ掛けて音を出します。

押さえる指は、特に指定はありません。 ポジションやフレーズによって、使う指を選びます。 プリング・オフをする音によって、指使いが変わってきます。

プリング・オフをする指によって、音量が変わることがあるので、右手でピッキングをした音量と同じくらいの音量がだせるよう、それぞれの指で練習しましょう。

◯ トレーニングフレーズ

プリング・オフ

プリング・オフのコツ

左手は、プリング・オフをする前の音と、プリング・オフをした後の音をあらかじめ押弦しておきます。 手の大きさによって個人差はありますが、左手の指が弦をしっかり引っ掛ける範囲で届くのであれば、プリング・オフは可能です。

プリング・オフをした後の指が人差し指なら、プリング・オフをする前の指は「中指・薬指・小指」の3つがあります。 プリング・オフをする音が半音や全音のとき、どの指でやったらやりやすいか、次のフレーズにつなげやすいのか、スムーズにできる運指を探してみてください。

ハンマリング・オンと組み合わせる

プリング・オフは、ハンマリング・オンと組み合わせて使用することがあります。 ピッキングのアタックが少なくなるので、より滑らかに聞こえるようになります。

具体的なことについては、こちらもご覧ください。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「初心者講座」、トリル、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

PAGETOP