2020/4/29 スケールとコード その⑤ - 3度と5度 その②
さて、前回は3度と5度について、その概要を書きました。
今回は、3度と5度について、実践的な指板図を中心に書いていきます。
ルートから見た3度と5度の位置は、「スケールとコード その④ - 3度と5度 その①」 で学んだとおりです。 しかし、これだけ覚えていたのではワンパターンのベースラインしか作ることができず、曲の面白みに欠けてしまします。 そこで今回は、コードを見たときにルート、3度、5度のポジションがすぐに見いだせるように、実践的な指板図を用いて説明します。
★ = ルート
● = 3度
○ = 5度
メジャーコード(ルートが3弦のときの指板)
例えばC、F、G7などのメジャーコードで、ルートが3弦だったときの指板図です。
特に赤枠で囲った指板の形を覚えてください。 赤枠外のルート、3度、5度は、赤枠内のルート、3度、5度のオクターブ上、或いはオクターブ下なので、赤枠内のルート、3度、5度がわかれば、容易に探すことができます。
マイナーコード(ルートが3弦のときの指板)
例えばCm、Fm、Gm7などのマイナーコードで、ルートが3弦だったときの指板図です。
メジャーコード同様、特に赤枠で囲った指板の形を覚えてください。 赤枠外のルート、5度は、メジャーコード同様、赤枠内のルート、5度のオクターブ上、或いはオクターブ下です。
マイナーコードの場合、ルートから見た3度は、メジャーコードのときより半音近い位置にあります。 「スケールとコード その④ - 3度と5度 その①」 でも書きましたが、マイナーコードの場合の3度は、1つ細い弦に移動して、2つフレットをマイナスした位置と、同じ弦で、3つフレットをプラスした位置の、2つの位置を覚えましょう。
メジャーコード(ルートが4弦のときの指板)
C、F、G7などのメジャーコードで、ルートが4弦だったときの指板図です。
ルートが4弦だったとき、オクターブ上のルートが2弦だったときの指板の形も、同じになります。
又、赤枠で囲った指板の形は、ルートが3弦のときの赤枠内の形と同じです。 メジャーコードでルートが4弦だったときは、赤枠内の形を覚えていれば、6つの音が使えます。 是非、赤枠内の形を覚えてください。
マイナーコード(ルートが4弦のときの指板)
Cm、Fm、Gm7などのマイナーコードで、ルートが4弦だったときの指板図です。
メジャーコードでルートが4弦だったときと同じく、オクターブ上のルートが2弦だったときの指板の形も、同じになります。
又、メジャーコード同様、赤枠で囲った指板の形は、ルートが3弦のときの赤枠内の形と同じです。 マイナーコードでルートが4弦だったときは、赤枠内の形を覚えていれば、8つの音が使えます。
オクターブの位置がわからない方は、「初心者講座 その⑬ - オクターブ奏法 その①」 をご覧ください。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「スケールとコード」、ルート、3度、5度を使ったベースライン、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。