レッスン講座 ・ 2021年

2021/2/27  スケールとコードⅡ その⑫ - ペンタトニック実践 / 今度はメジャーペンタトニックにマイナー3rdを加える①

ライヴ さて、前回はメジャーペンタトニックに含まれている6thを、あえてメジャーキーで意識して使って、ファンキーなフレーズを作ってみました。 今回は「マイナーペンタトニックにメジャー3rdをプラス」の逆パターンとも言える、「メジャーペンタトニックにマイナー3rdを加える」、について書いていきます。

トレーニングフレーズ

メジャーペンタトニックにマイナー3rdを加えると、マイナー感を出す音がプラスされることでフレーズが不安定となり、その不安定さを解消するためにルート音に向かいたくなる、という効果を生み出します。 マイナーペンタトニックに△3rdを加えたときと同様、マイナー3rdと△3rdの組み合わせも重要となりますが、トレーニングフレーズのようにルートにつながるパターンも多いと思います。

メジャーペンタトニックトレーニングフレーズ

上手く弾けましたか?

ロックっぽいパターンでマイナー3rdを使ったフレーズです。 このフレーズでは、1弦5フレットがマイナー3rdです。 マイナー3rdは不安定さを演出する音ですが、更に不安定さを醸し出す狙いから、あえて2ndを挟んでからルートに至っています。

4小節目のフィルは、ルートの力強さが増して耳が惹きつけられるフレーズです。 こういったフィルは、手クセとして覚えてしまうといいでしょう。

指板図で音を確認

メジャーペンタトニックスケール このフレーズで使われている音を、指板図で確認してみましょう。

赤枠で囲っている部分が、以前にも紹介したメジャーペンタトニックの基本的な指板図になります。 メジャーペンタトニックの基本的な指板図がわからない方は、下記を確認してみてください。

指板図ではがマイナー3rdになります。 このフレーズでのマイナー3rdは、ルートの位置から見て、2本弦を飛ばした同じフレットとなります。 赤枠内4弦7フレットの◯は、このフレーズでは使われていない2ndになりますが、1弦4フレットは、この4弦7フレット◯の1オクターブ上だとということに注目してください。

不安定さやメジャー感も強調できるメジャーペンタトニックでのマイナー3rd、指板の形で覚えてしまって、是非ロックっぽい曲に使ってみてください。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「スケールとコードⅡ」、ペンタトニック実践 / 今度はメジャーにm3rdを加える②です。 是非楽しみにしていてください。

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