2021/3/31 スケールとコードⅡ その⑭ - ペンタトニック実践 / メジャーペンタトニックと7thの関係①
さて、前回はメジャーペンタトニックにマイナー3rdを加えた、ファンクっぽいフレーズを作ってみました。
今回はメジャーペンタトニックに7thを加えた、ロックスタイルのフレーズです。
トレーニングフレーズ
今までメジャー7th(以下△7thと表記します。)は出てきましたが、ここでの7thは△7thよりも半音下の音で、マイナー7th(以下7thと表記します。)とも言います。 最も、A7というコードに使われる7thはマイナー7thのことなので、実は今までもコードの中に出てきていたのですね。 7thは△7thのお洒落印象とは違い、ちょっと暗めな雰囲気を持っています。
上手く弾けましたか?
このフレーズでは、4弦3フレットと2弦5フレットが7thです。 1小節目から7thを積極的に取り入れています。 そして2小節目の2泊目裏と3泊目では、先述の6th→5thのコンビネーションを使うことでメジャー感を醸し出しています。
4小節目の最後は、4弦2フレットの6thから半音づつ上昇してルートに落ち着きます。 ここでは△7thも通過していますが、この程度であれば△7thは経過音としての役割になるので、7thと△7thを同時に違和感なく使うことができます。
指板図で音を確認
このフレーズで使われている音を、指板図で確認してみましょう。
赤枠で囲っている部分が、以前にも紹介したメジャーペンタトニックの基本的な指板図になります。 メジャーペンタトニックの基本的な指板図がわからない方は、下記を確認してみてください。
指板図では◎が7thになります。 このフレーズでの7thは、ルートの位置から見て、同じ弦の2フレット分ローポジション側にずらしたポジションと、1本弦を飛ばした同じフレットとなります。 △は経過音として使っている△7thとなります。
7thは△7thのときと同様、単独で使ってもそんなに違和感はないのですが、5thや6thとのコンビネーションは安定して使いやすいと思います。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「スケールとコードⅡ」、ペンタトニック実践 / メジャーペンタトニックと7thの関係②です。 是非楽しみにしていてください。