2021/4/10 スケールとコードⅡ その⑮ - ペンタトニック実践 / メジャーペンタトニックと7thの関係②
さて、前回はメジャーペンタトニックに7thを加えた、ロックスタイルのフレーズを作ってみました。
今回はメジャーペンタトニックに7thを加えた、ファンクスタイルのフレーズです。
トレーニングフレーズ
バウンスビートに7thを取り入れてみました。 リズムが跳ねているので、初心者にはかなり難しく感じるかもしれません。 しかし、このリズムに慣れることで皆さんのリズム感は格段に上がるはずです。 ペンタトニックの練習はもとより、併せてリズム感を養って、音楽性の向上やオリジナリティ溢れるフレーズを作るときに役立ててください。
上手く弾けましたか?
このフレーズでは、4弦3フレットと2弦5フレットが7thです。 1小節目で、2弦5フレットの7thを使ってルートに向かい、休符を挟んでシャッフルのフィルを入れています。 このフィルでは6thを活用していますが、このフレーズもよく使われるので、指の形ごと覚えるといいでしょう。
4小節目は6thを絡ませたフィルインです。 7thは使っていませんが、1小節目のフィル同様、この音が入ることで生み出される雰囲気はファンクに最適です。 6thについては下記を確認してみてください。
指板図で音を確認
このフレーズで使われている音を、指板図で確認してみましょう。
赤枠で囲っている部分が、以前にも紹介したメジャーペンタトニックの基本的な指板図になります。 メジャーペンタトニックの基本的な指板図がわからない方は、下記を確認してみてください。
指板図では◎が7thになります。 前回同様このフレーズでの7thは、ルートの位置から見て、同じ弦の2フレット分ローポジション側にずらしたポジションと、1本弦を飛ばした同じフレットとなります。
今回のトレーニングフレーズでは、運指を考慮して6th、2nd、5thはそれぞれ4弦、3弦、2弦の2フレットを使用しています。 4弦2フレットの6thは、赤枠内6thの1オクターブ下、3弦2フレットの2ndと2弦2フレットの5thは、それぞれ赤枠内の2nd、5thと同じです。 つまり赤枠内の音だけではなく、2フレットの3つの音もメジャーペンタトニックスケールの音、ということになります。 これを指の形ごと覚えてしまえば、フレーズの幅は格段に上がることでしょう。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「スケールとコードⅡ」、ペンタトニック実践 / △7thと♭5thでよりブルージィに①です。 是非楽しみにしていてください。