2019/10/4 初心者講座 その⑤ - 2フィンガー奏法におけるミュート
さて、前回は2フィンガー奏法のメリット、について書きました。 今回は、2フィンガー奏法におけるミュート、について書いていきます。
ミュートとは音を消すことです。 弦の振動を抑えることで、音を消すことがでいます。
ミュートには、
- 音を消す
- 音色を変える
といった効果があります。 色んなシチュエーションで使い分けてください。
ミュートができるようになると、休符が扱えるようになります。 休符が扱える、ということは、音価をコントロールすることができるので、良い演奏につながります。 反対に、ミュートをいい加減にしてしまうと、締まりのない演奏になります。 ベースにとって休符をコントロールできるかできないかは、そのくらい演奏に影響してきます。
左手のミュート
音を消すには、左手(押弦する手)でミュートをすることが多いです。
押弦時のミュートは、フレットから弦を離すことでできます。 このとき、指を弦から離してはいけません。 弦から指が離れてしまうと、開放弦が鳴って綺麗にミュートができないことがあります。 5フレットや7フレットなど、ハーモニクスが出やすいポジションはミュートしきれない場合があります。 自分のスタイルに合ったやり方でミュートをしてみてください。
開放弦を弾いたときのミュートは、人差し指から小指までの4指を弦に触れることでできます。 指1本を弦に触れただけでは音が止まり切らないことがあります。 また、力が入り過ぎると、押弦してしまい音が鳴ってしまうので、リラックスして弦に触れてください。
右手のミュート
アポヤンド奏法を用いることで、ミュートをすることができます。
アポヤンド奏法については、こちらをご覧ください。
しかし、親指をピックアップに置いたままだと、フレーズによっては弦の共鳴が起きてしまいます。 1・2弦を弾いたときに、4弦が共鳴してしまうことがあり、フレーズが濁って聞こえてしまいます。 そんなときには、右手の親指を4弦に乗せ換えると、4弦をミュートすることができます。
パームミュート
パーム(Palm)とは、「手のひら」という意味です。 右手の手のひらで弦をミュートします。 弦に対して手のひらの当て方を調節すると、音の減衰をコントロールでき、普段の指弾きとは違った音色で演奏できます。
ピック弾きの場合にも、パームミュートは使えます。 音を弱めたり、不用な弦のミュートに役立てられます。
パームミュートについては、こちらをご覧ください。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「初心者講座」、ハンマリング・オン、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。