レッスン講座 ・ 2020年

2020/1/4  初心者講座 その⑪ - チョーキング

チョーキング さて、前回はゴーストノート、について書きました。 今回は、チョーキング、について書いていきます。

チョーキングは、押弦した状態で弦を縦に引き上げたり引き下げたり(ベンド)して、音程を上げる奏法です。 チョークアップとチョークダウンの2種類あります。

ギターではよく使用するチョーキングですが、「ベースの太い弦でチョーキングなんてやるの?」と疑心暗鬼の方も多いでしょう。 ギターと違って弦の太さが桁違いなので、やり方もちょっとしたコツがありますが、ベースでもしっかり存在するテクニックです。 ちなみに、チョーキングと呼んでいるのは日本人だけで、海外ではベンディングと呼びます。

チョーキングの種類については、いくつかの種類があります。 詳しくは、2018/11/7  チョーキング で紹介しています。 是非参考にしてみてください。

1弦・2弦をチョーキングする

まずは、一番やりやすい薬指でチョーキングをしたいフレットを押さえます。 12フレット近辺がやりやすいフレットです。 このとき、あまり指の先端ではなく、少し腹に近いところがやりやすいと思います。

「ネックを握り込むフォーム」のスタイルで、親指をネックの手前に出します。 そして、人差し指・中指・薬指の3本を使って弦を上に押し上げます。 これを、「チョークアップ」といいます。 「ネックを握り込むフォーム」については、2019/9/7  初心者講座 その③ - ネックを握り込むフォーム で紹介していますので、参考にしてみてください。 最初は、ハーフチョーキングができように練習してみてください。

3弦・4弦をチョーキングする

3弦・4弦のチョーキングは、上に押し上げるチョーキングの逆で、押し下げるチョーキングをします。 フォームは同じですが、こちらは親指をネックの上に出さなくても大丈夫です。 やりやすいフォームで行ってください。

そして、人差し指・中指・薬指の3本を使って、指・手首・肘で弦を押し下げます。 これを、「チョークダウン」といいます。 物を握りこむ動作に似ているので、チョークダウンの方が力はが入れやすいと思います

ベースチョーキングのコツ

右手も使ったチョーキング チョーキングをベースでやるときの一番の壁となるのが、やはり力が足りない、ということでしょう。 男性だと、力に任せてできないこともありませんが、女性では、ベースの太い弦をチョーキングするのは大変です。

そこで、「チョークアップ」の場合は、肘・手首・指の力+ネックの重さも使ってチョーキングしてみましょう。 チョーキングをする前に、すこしネックを上に持ち上げておいて、チョーキングをすると同時にネックを下に落とすイメージです。

それでも音が上がりきらない場合は、右手も使ってみましょう。 1音チョーキングなら、楽にチョーキングできると思います。


こちらの動画も、是非ご覧ください。


次回は、「初心者講座」、ヴィブラート奏法、について書いていきます。 是非楽しみにしていてください。

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