2021/4/27 スケールとコードⅡ その⑯ - ペンタトニック実践 / △7thと♭5thでよりブルージィに①
さて、前回はメジャーペンタトニックに7thを加えた、ファンクスタイルのフレーズを作ってみました。 今回はマイナーペンタトニックに△7thと♭5thを加えた、ファンクスタイルのフレーズです。
マイナーペンタトニックに♭5thのみを加えたフレーズは、下記を確認してみてください。
トレーニングフレーズ
16ビートのファンキーなフレーズです。 表の休符を十分に意識して、裏が遅れないように気をつけて弾きましょう。 ただなんとなく休む、ではなく休符も演奏する、という意識で弾くと、正確に弾けるでしょう。
休符については、下記を参考にしてみてください。
上手く弾けましたか?
このフレーズでは、2弦6フレットが△7th、3弦6フレットが♭5thです。 △7thは、全ての小節でルートから7thへ向かう経過音として使われています。 このルートから下降する経過音としての△7thは、マイナーペンタトニックをブルージィにする効果があります。
更に、4小節目の7thから3rdに向かうフレーズで、やはり♭5thを経過音として使うことによって、よりブルージィさを演出しています。
指板図で音を確認
このフレーズで使われている音を、指板図で確認してみましょう。
以前にも紹介した、赤枠で囲っているマイナーペンタトニックの基本的な指板図に、△7thと♭5thを加えたものになります。 マイナーペンタトニックの基本的な指板図がわからない方は、下記を確認してみてください。
指板図では◎が△7thと♭5thになります。 以前それぞれのペンタトニック実践で解説していますが、ルートからみて1フレット分ローポジション側にずらしたポジションが△7th、ルートからみて1フレット分斜め上、または斜め下が♭5thとなります。
今回のトレーニングフレーズは、赤枠内だけで完結するフレーズになっています。 赤枠内だけでもこれだけかっこいいフレーズが作れる、典型的な例になります。 これを指の形ごと覚えて、是非フレーズ幅の向上に役立てて下さい。
こちらの動画も、是非ご覧ください。
次回は、「スケールとコードⅡ」、ペンタトニック実践 / △7thと♭5thでよりブルージィに②です。 是非楽しみにしていてください。